徳島大学と帝京大学の共同研究において、胸部単純X線画像から心不全の発症確率を算出し、専門医以上の精度で病態および予後を推測することが可能な人工知能(AI)の開発に成功しました。この研究成果は当社代表の徳島大学における研究成果として、2023年5月19日に国際英文誌「Frontiers in Cardiovascular Medicine」に掲載されています。
生活習慣の欧米化による虚血性心疾患や、高齢化による高血圧・弁膜症の増加などで、心不全患者は急増しており全国で約120万人が罹患しています。開発に成功した医療AIは、心不全の疑いがある患者の胸部X線画像と、カテーテルを使った精密検査の結果を900人分学習しました。これにより、患者の胸部X線画像を解析し、約20秒で心不全の発症確率を0%〜100%で数値化します。
診察等で広く用いられる胸部X線画像があれば、心不全の重症度と予後を予測できることが明らかとなりました。医師不足、専門医不足の地域での活用も視野に入れ、実用化に向け臨床研究を進めてまいります。
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